富士見生コンクリート工場新サイロ取材レポート
東和アークス(株)は、主力商材である生コンクリートの製造・販売の強化に向け、2015年10月に、富士見生コンクリート工場のサイロを新設しました。
主な改変点は
サイロが6基に
5基あったサイロはすべて取り壊し、新たに6基建設しました。
サイロの容量が1.87倍増加
サイロの容量が1,800tから3,360tになり、以前と比較し、2倍近くの骨材を保管できるようになりました。そのため、敷地にあった骨材の一時保管スペースが不要になり、その分の敷地を有効活用出来るようになりました。
工場の敷地面積が1.45倍増加
工場の敷地面積が3,206㎡から4,628㎡に広がりました。
また、新たに緑地帯を整備しています。
社名看板
国道254号線から大きな新サイロと社名が見えるようになりました。
サイロの様子について
外観
内部
サイロ新設の効果は
生コンクリートの生産量増加と品質安定化
骨材の保管量が増えたため、生コンクリートの生産量が向上し、さらなる品質の安定化につながりました。
近隣道路の渋滞緩和
工場の敷地面積の拡大と敷地の有効活用により、骨材・生コンクリートを運搬するトラックが工場の敷地により多く入れるようになりました。
その結果、トラックによる近隣道路の渋滞が緩和しました。
富士見工場について
さいたま市、都心に近い立地
さいたま市まで車で30分。都心まで約1時間です。
生コンクリートの配送に便利な立地となっています。
沿革
昭和51年 | 富士見工場新設 |
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昭和53年 | 1,000ℓミキサーから2,000ℓミキサーに乗せ換え |
昭和56年 | 1,800tサイロ新設 |
平成2年 | 3,000ℓミキサーのある※バッチャープラント新設 |
平成17年 | 3,300ℓミキサーに乗せ換え |
平成27年 | 3,360tサイロ新設 |
※バッチャープラントとは
コンクリートプラント。原材料を混ぜ合わせて製品を作る設備。
過去の生コンクリート納入実績
- さいたまスーパーアリーナ
- 日本郵政グループさいたまビル(旧さいたま新都心郵政庁舎)
- ラフレさいたま
- 明治安田生命さいたま新都心ビル(ランド・アクシス・タワー)
- 三芳パーキングエリア
- 東京外環自動車道
- ららぽーと富士見立体駐車場
- ほか、多数
レポート担当者の感想
富士見生コンクリート工場は、東和アークス(株)の生コンクリート5工場の中で、1~2位を争う規模の生産量を有する工場に、生まれ変わりました。サイロの新設にともない、生産量の増加、さらなる品質の安定化、都心部に近い立地を生かし、5工場の旗艦となるべくいっそうの飛躍を目指して、日々、安全操業を心掛けている様子でした。