各種コンクリートの温度測定試験
温度測定試験状況
・使用コンクリートの配合は、24-12-20の標準配合とした。(ただし、W/C=58%とした)
・コンクリート温度はプレートコンクリート>旧タイプFD-15混入コンクリート>改良タイプFD-15混入コンクリートとなっている。
・最高達成温度と最低温度の差もプレーンコンクリートの場合、9.5℃であるのに対し、改良タイプFD-15混入コンクリートは8.9℃となってその差は0.6℃にもなっており、小さな容積の試験にもかかわらず、温度抑制効果が確認できた。
・またプレーンコンクリートでは温度上昇角度が大きく、FD-15混入のコンクリートは両方とも温度上昇角度が緩やかであることが認められた。
・なお、(改)FD-15混入コンクリートのほうが(旧)FD-15混入コンクリートよりも上昇温度角度が緩やかであり、その冷え方も緩やかである。
・この試験の結果、改良タイプFD-15を混入することによりコンクリート初期のひび割れ発生の抑制効果が期待できる。